Irishharp

アイリッシュハープについて

アイリッシュハープについて私なりにまとめてみました。これを読んでいただければアイリッシュハープに親しみを持っていただけると思います♪ アイルランドの伝統楽器、アイリッシュハープをどうぞ身近に感じてください。


【アイリッシュハープの説明】
アイリッシュハープは、手で弦を弾き振動させることで音を出す楽器で、音色はとても綺麗で癒しの効果があるとも言われています。この楽器は7世紀後半に生まれ、その後アイリッシュハープが発展し、グランドハープが生まれたといわれています。聖書に登場するイスラエルのダビデ王が弾いていたハープは「リラ(竪琴)」と呼ばれ「最古の楽器」と言われており、これがすべてのハープの原型になったそうです。現在アイルランドでは伝統楽器として使われており、国の国章のマークにもなっています。また世界ユネスコの無形文化遺産に登録されたそうです。

 


【アイリッシュハープの弾き方】
音色はとても綺麗で、癒しの効果があるとも言われています。私も音色が好きでこの楽器を始めました。
演奏する時はハープを少し傾けて演奏し、右手が高音(メロディー)左手が低音(伴奏)を弾くことが多いです。

 

 

 


【アイリッシュハープ大きさ、弦の数、形】
大きさ、形、木の素材、弦やレバーの種類などメーカによって様々であるため、楽器を選ぶ際とても難しいです。
一般的によく用いられるのは34弦、36弦ですが、重さは8~15k程度あるため、持ち運ぶのは毎回大変です。そのため、15弦、22弦といった持ち運びできて軽い小型ハープも人気です。しかし、大きさが小さくなると弦の数も少なくなるため弾ける曲が限定されることもあります。

 

 

 

 


【アイリッシュハープの弦】
弦の種類も様々です。(ナイロン弦、カーボン弦、ガット弦など)
弦が長い方が低い音、短い方が高い音になっています。34弦、36弦といった大きなハープの低音の弦はワイヤー弦という少し違った種類の弦が張られています。ワイヤー弦があることで低音の音に深みが出るので、これは大きなハープの魅力です。

【弦の色】
弦には色がついています。
赤→ド
青、黒→ファ
白→レ、ミ、ソ、ラ、シ

弦の並びは基本的に「ドレミファソラシド」と並んでいますが、ハープ弦の数によって始まりの音や終わりの音が変わってきます。演奏する時は、色を目印にして音を判断して弾いていることが多いです。そのため、暗い場所での演奏は結構大変です…

 


【アイリッシュハープ レバー】
アイリッシュハープの一番の特徴は、各弦にシェーピングレバーが付いていて、頻繁にレバーを上下させ半音変えることで、様々な楽曲の演奏が可能です。
レバーの数はハープの弦の数と同じであることが多く、色の目印も弦の色と対応しています。
アイリッシュハープのレバーは手動で動かします。そのため、演奏中に操作しなくてはいけない時は、ここで上げて、ここで下げてと考えながら演奏しなければいけません。これが結構難しいです。
曲を弾くときは、レバーを最初に演奏する調に設定をしておいてから演奏を始めますが、1つでもレバーを間違えているとその調に合わない音が出るため注意が必要です。

 


【アイリッシュハープとグランドハープの比較】
・大きさ
グランドハープ:約180cm前後
アイリッシュハープ(34弦~36弦):約100~120cm前後

・重さ
グランドハープ:約35kg~42kg
アイリッシュハープ(34弦~36弦):約8kg~15kg

・特徴
グランドハープ:足元にある7本のペダルを踏み分けて音を変えます。
アイリッシュハープ(34弦~36弦):弦の数と同じレバーで音を変えます。

・音色
グランドハープ:華やかな音でオーケストラの演奏でもグランドハープが使われています。
アイリッシュハープ(34弦~36弦):グランドハープに比べ少し素朴な音です。

・弦の張り・弦の数
グランドハープ:弦の張りが強い。 弦の数47弦
アイリッシュハープ(34弦~36弦):グランドハープと比べて軽く弾きやすいため繊細な曲を弾くときに向いています。

・見た目
グランドハープ:装飾が施されていたり、色も豪華で華やかなものが多いです。
アイリッシュハープ(34弦~36弦):グランドハープに比べると少し地味だが、木のナチュラルさやぬくもりを感じます。(色のついたものもある)